子供のオムツや紙おむつがとれてからずっとトイレが近くて、
遊んでいるときや学校などで尿漏れしやすい状態が続く場合には過活動膀胱という病気を疑います。
これは膀胱の筋肉が非常に敏感で勝手に収縮しやすい
状態で尿意を感じたあとの我慢がきかないものです。
主な原因は膀胱を支配する神経系が未熟なことです。
自然に治ることもあり、
症状の軽い場合にはトイレにまめに行くことのみ指導することもあります。
尿漏れがひどかったり、無理に尿を我慢するためにヴ膀胱炎をくりかえしやすいような場合には
抗コリン薬というお薬を試し見ます。
上手に使えば治療効果の高いお薬です。
過活動膀胱炎は脳や神経の病気が原因であることもあります。
また、昼間には症状がなくても大丈夫です。夜間のみ膀胱が過活動で収縮しやすいため
怒るおねしょがありこの場合にも抗コリン薬がききます。
学校での尿漏れなどに気を付けたい方におすすめです。