店長の直腸ガン闘病記 (3.入院生活と退院)

手術終了後の入院生活を記して行きます。

2020年12月6日(日)手術後2日目

家から自分の枕を持ってきて寝てるので大変気持ちよくベッドで寝ています。睡眠そのものはこま切れです。1時間か2時間するとおしっこに行きます。戻ってきたらすぐにまた寝れますので、全く問題はありません。昨日の晩も11時に就寝して朝6時に起きました。看護婦さんが夜中に何度かチェックに来られてました。まだご飯が何も食べられないのがやはりちょっとつらいです。自動販売機で白の贅沢というリプトンのミルクティーを買って今飲んでます。まあこのぐらいのこと許してくれると思ってます

まだ身体にパイプがたくさん付いています。背中の腰骨のところに痛み止めのチューブ、手術した腹腔鏡の穴からのチューブ、それから点滴のチューブ。これらのパイプが取れないとなかなか自由にはなりませんし食事もスタートできません。

入院6日目12月9日水曜日

今日は12月9日入院6日目です。今は午後6時45分夕食を取り終わって少しゆっくりしてるところです。昨日のお昼から食事が五分粥になりました。食事の量もだいぶ多くなってお腹いっぱいになります。手術の後はたくさんの管が体についていました。尿道のところ、背中からは痛み止め、左の腕には点滴、お腹のとこには腸に行く チューブ、お尻には腸へ続くチューブ、全部で5本入っていたのですが、今日最後の2本を抜いて今は自由の身になっています。6日ぶりに久しぶりにシャワーを使いました。頭を洗って体をゴシゴシこすってすっきりした気分になりました。体力も体調もだいぶん元に戻ってきてるとは思うのですが、一番気になるのは便のことです。おしっこも少し気になります。今まで手術の前までは排便は朝6時から10時頃までの間に大部分の排便がありました。その後1回か2回おそらくその日の午後に少し追加で排便があったのですが、手術の後はそんなふうにはなっていません。食事の後どの食事かよく分からないですがおそらく5時間6時間ぐらい経った頃に便意を催します。その便がガスなのか本当の便なのかよく分からないので、とりあえずトイレに行くしかありません。行っても量がたくさん出るということはほとんどなく、ほんの少しだけの時もあります。それと便意が不定期で襲ってくるので、便の心配をしないで済むという時間は結構短いです。そのことに伴うのかどうか分かりませんが、おしっこをも今まで手術前に比べて回数が増えている感じがします。これが後どのようにして改善されていくのかが今の気になるところです。

入院8日目12月11日金曜日朝6時

昨日の晩は夜の9時半に寝ました。いつもに比べて1時間ぐらい早く寝ました。最初の頃はおしっこのためにトイレに1時間おきに目を覚ましていました。おとといはその間隔が長くなって2時間おきぐらい、つまり夜中に3回ぐらい起きてました。昨日の夜は夜中1時半に1回起きたきりです.だいぶ体調が良くなってきてるという感じがします。
このころから、当店のを着用をスタートしました。33015というパンツは、後ろ側にも広く吸収帯があるので、万が一の便にも安心感があります。

尿漏れパンツ 33015
男性用尿漏れパンツ

入院9日目12月12日土曜日午後5時45分

体調はすっかり良くなりました。 おとといまでしょっちゅう便意を催していましたが、昨日からはほとんど催さなくなりました。少し気になるのは便を出したのが昨日の午前9時30分ぐらい、それから今日丸一日だって今夕方ですがまだ便が出てません。それほど強い便意も催していません。ちょっと便秘気味です。それ以外のことはほとんど気になりません。歩行練習も毎日6000歩ぐらいは出来ています。スクワットとかかと上げもやっています。ほとんど前の日常生活に戻っている感じです。来週火曜日には退院の予定です。

入院10日目12月13日日曜日午後5時45分

今日は散々な日でした。昨晩飲んだ下剤の効果が効いてきて午前8時40分に便が2日分でたのですが、その後下剤の影響で何度も便意を催しその度にトイレに駆け込む次第でした。朝一階のコンビニに行こうと思ってエレベーターに乗ったとき1階にエレベーターが止まった途端に便意を催したのでまた12階に戻ってトイレに行きました。その次30分後ぐらいにまた一階のコンビニに行くように降りたのですがちょっと外の景色を見るために玄関から外に出て冷たい風に当たりました。そうするとまた便意を急にもよおし1階にはトイレが休日はないものですから、また12階に戻ってトイレに行きました 。
その後はちょっと動くとまたまずいことがこるかもわからない、それと下剤の影響がまだまだ残っているということから、ベッドで静かにしていました。そんな時におならが出たので良くなってきたかなと感じているうちに、実際の便がボコボコ出てきました。トイレに間に合いません。エレベーターに乗った2回と今回と合わせて3回ともひどいあり様でウンチまみれです。

昼の2時ころにはやっと収まっのでシャワーに行きました。
その後は、落ち着いています。
歩行6500歩 スクワット10回を2セット かかと上げ20回を2セット
ウンチ以外は、すこぶる順調です。

入院12日目12月15日火曜日午前10時

当初の予定では12月18日だった退院予定が3日早くなり、今日の退院となりました。自分の荷物をスーツケースに詰めてあと、一度2回の会計に行き、手術費用、入院費用の支払をしたあと、もう一度10階にもどり、ナースステーションに寄って挨拶をして、病院を後にしました。 帰路、問題なく帰れるか少し不安でしたが、無事 自宅近くの駅まで戻ることが出来ました。女房が迎えに来てくれていたので、「餃子の王将」で昼食を取りました。久しぶりのぎょうざ すごくおいしかった。

これからは、3か月おきに定期健診があります。直腸がほぼなくなっているので、便通には今後も苦労すると思われますが、何とか日常生活はできていくと期待しています。

店長の直腸ガン闘病記 (1。プロローグ)

今回から新しく「店長の直腸ガン闘病記」をスタートします。

私は20年前くらいの昔から糖尿病を患っていますので、毎月1回定期健診で病院へ行っています。

検査するのは主に【ヘモグロビンA1c】という値で 過去3か月くらいの血糖値の平均値という指標です。この値が6.0を超えると「糖尿病」と烙印を押されます。年齢、性差によって、一概には言えないのですが、私の場合は、多い時で8.0を超えていた時があったので、主に薬と食事療法をしています。現在の値は概ね7.3~7.4くらい。お医者さんからは 7.0以下にしようね!がんばろうね!と言われています。

日生病院
私のかかりつけです

2020年10月5日定期健診に行ったとき、先生が「村原さん、大腸検査はいつやった?」と聞かれました。記憶では少なくても5年以上前でしたのでそのように答えると、「それなら一度検査した方がいいね?」とおっしゃったので、検査を申し込みました。検査の予約は10月13日でした。また、胃の内視鏡検査も一度にやりましょうということになり、10月13日に2つの検査をすることになりました。

10月13日(火)朝9時に内視鏡検査室に行くとまず、血圧測定です。上の血圧が150以上だと検査を開始できないと言われ、30分くらいかけて、血圧を落としてやっと待機室に移動。そこで下剤と水を交互に飲み、腸の中の便をすべて排出することになります。9時30分から飲み始め、トイレに8回行き、便の色が透明になって看護婦さんがそれを見て、OKを出してくれました。その後は、手術着に着替えて、パンツはお尻の部分が丸く穴の開いたものを着用して内視鏡室の前で待機です。

先に「大腸検査」です。内視鏡を肛門から入れて、カメラで腸壁を見て行きます。私もモニターをず~と見ています。結局3か所のポリープが見つかりました。その内2つは小さいので、内視鏡で切除。もう一つは、大きいのと腸壁にへばりついているので、内視鏡では取り切れないということで放置。ポリープの性質をチェックするために一部を切り取り生検に出します。

この検査を受ける前には、病院から「おしりに穴の開いたパンツが病院1階のコンビニに売っているから、購入しておくように」と言われ、検査の前に着用しました。検査の後は、肛門から少し液などが流れ出る可能性があるので
当店で販売している男性用尿漏れパンツ33015 を着用しました。このパンツは吸水布が大きく、肛門のところを
カバーするだけでなく、腰にかけて面積が広いので安心感があります。

普通のパンツでは、

11月2日(月)生検の結果を聞きに病院を訪れる。3個のポリープの内 1つは良性、もう一つは悪性、取り残した分も悪性との結果です。取り残した大きなポリープは、内視鏡では取れないので、腹腔鏡での手術で取るという方針が決まりました。手術の予定は12月4日(金) 前日の3日に入院して、約2週間後の退院予定と知らされます。

11月9日(月)大腸のポリープのあるところにマーカーを付けるために再度内視鏡室で施術を受ける。黒色のマーカーを付けて、腹腔鏡で見たときに、そのマーカーのところを切除する目安にするとのことです。

消化器外科の先生がご自分の指を私の肛門から突っ込んで、「指先に当たらないので、腹腔鏡での手術」というのを最終的に確認されました。後になってわかったのですが、指に当たるくらい肛門に近い所だと、肛門の切除して、「人口肛門」になるとのことでした。

続きは 「店長の直腸ガン闘病記 2.入院・手術」をご覧ください。