前回は、2月25日の内視鏡(膀胱鏡)検査のところまで読んでいただきました。
今回は、入院と手術についてです。
まず 入院は、3月22日(日)、手術は、23日(月)午前9時からと決まりました。
入院までに、風邪をひいたり、コロナウイルス感染症にかかったりすると
手術はできませんので、体調には気をつけました。
また、入院の案内の中に、尿漏れがあるかも知れないので、オムツ、尿漏れパンツの
準備をするようにとありました。
ここのところは、当店の得意分野ですので、お店で販売している一般的な
男性用尿漏れパンツ (33015 100㏄対応)を3枚用意しました。
3月23日(月)の朝、看護婦さんが来て、浣腸をしてくれたのですが、出ません。
手術の前には、どんな手術でも、大便を排便するそうなのですが、
もともと私は便秘気味で、ビューラックという便秘薬を毎晩2錠飲んでいます。
22日の夜は、病院で処方した薬以外は飲んだらダメとして、取り上げられていましたので
飲んでいません。
出ないので、浣腸2本目。
それでも出ません。
焦りました。
主治医が病室に来てくれて、そのことを告げたら、「出なくても大丈夫」と言ってくれました。
8時50分 車いすに乗せられて、病室から手術室へ移動。
手術室に入ると、心電計、点滴、酸素濃度計、などを付けられたあと、
背中の腰のあたりに麻酔の注射。
1本目は、小さい注射器で次に刺す注射が痛くないようにする麻酔注射。
2本目は、太い注射器で、脊椎の間の神経をマヒさせる注射でした。
次第に、足先が暖かくなり、そのうち、しびれてきました。
意識はしっかりしています。
実際の手術に取り掛かるまでに、30分くらい準備作業があったように思います。
9時40分くらいに手術用内視鏡(先に電気メスが付いている)を挿入開始。
この手術のことを 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)と言います。
私もモニターを見ながら、電気メスで腫瘍を切るのを見ていました。
2月の検査では1か所となっていた腫瘍が、2か所になっていました。
2か所ともきれいにカット。
腫瘍のところに来ると、メスと言っても先端がワッカになっていて
切るときには、そのワッカの部分に通電して(色が黄色に変わるの)
恐らく高温になっている金属のワッカで切っていくのだと思います。
切り取った腫瘍は、すべて回収して、試験管の中に保存。
それを手術後 見せてもらいましたが、小指の爪ほどの大きさでした。
これで一安心。
主治医からは、「手術は、無事成功しました。手術時間は15分でした」と告げられました。
ここから後は、次回のお楽しみです。